日本では、読売新聞・朝日新聞・毎日新聞の三大紙に、日本経済新聞・産経新聞を加えた5紙（五大紙）が全国紙と称されていて、五大紙で日本の新聞の全発行部数の半分以上を占め、特に読売新聞は世界最大の発行部数を誇ります。そのため、社会に対する影響力も大きなものとなっています。

 新聞に対する世の中の人のイメージでは、非常に信頼性が高いメディアと思われています。令和3年に総務省が行った「メディアに対する信頼」のアンケート調査結果からも、新聞に対する信頼性は、テレビやラジオ・雑誌などのマスメディアやWebメディアを抑えて最も高く、61.2％もの人が「信頼できる」と回答しています。これは、新聞が「社会の公器」としての使命を果たし、理念を持って情報を伝え続けているためです。社会の厚い信頼をもとに、掲載記事にはいまだに大きな影響力を持っています。